オリンパスのフィルムカメラ『OM-2』について。

今回はオリンパスフィルムカメラ『OM-2』について書きたいと思います。

先ずはOM-2の歴史からですが、1975年にオリンパスが発売した一眼レフフィルムカメラです。

OMシリーズの中でも上位モデルに位置づけられ、以下にその歴史をまとめます。

オリンパスOMシリーズの進化版として開発されました。

その最大の特徴は、TTL(スルーザレンズ)オート露出計を搭載していることです。

これは、レンズを通した光を測定して露出を自動的に調整する技術であり、OM-2は初めてこの機能を持つ一眼レフカメラとして発売されました。

OM-2には以下の3つのモデルがあります。

1.OM-2:最初に登場したモデルで、1975年に発売されました。TTLオート露出計を備え、絞り優先自動露出シャッタースピード優先自動露出の両方のモードを持ちます。また、スポット測光やオートフラッシュ制御などの機能も搭載されています。

 

2.OM-2N:OM-2の後継モデルで、1984年に発売されました。

OM-2とほぼ同様の機能を持ちながら、いくつかの改良が施されています。例えば、シャッタースピードの範囲が1/1000秒まで拡張され、モータードライブとの連携が改善されました。

 

3.OM-2SP:OM-2Nの後継モデルで、1986年に発売されました。

OM-2Nと比べていくつかのアップグレードが施されています。

最も大きな変更点は、新しい露出計センサーの採用で、測光範囲が広がり、より正確な露出計測が可能になりました。

 

OM-2は、堅牢なボディ、優れた光学性能、先進的な自動露出機能などが評価され、フィルム時代の一眼レフカメラの中でも人気のあるモデルとなりました。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

オリンパスのフィルムカメラ『OM-10』について。

今回はオリンパスフィルムカメラ『OM-10』について書きたいと思います。

先ずはOM-10の歴史からですが、オリンパスのOM-10は1979年に発売された一眼レフカメラで、OMシリーズの一部として位置付けられています。

OM-10は、当時の一般の写真愛好家やアマチュア向けに設計され、自動露出機能を搭載するなど、使いやすさを重視したモデルでした。

OM-10の代表的な特徴としては以下の通りです。

1.自動露出機能: OM-10は絞り優先自動露出(Aモード)やプログラム自動露出(Pモード)を搭載しています。これにより、撮影条件に応じてカメラが適切な露出を自動的に計算し、写真を撮ることができます。自動露出機能により、露出の設定に気を使うことなく、瞬時に写真を撮ることができます。

2.シャッタースピード優先露出: OM-10はシャッタースピード優先露出(Sモード)もサポートしています。このモードでは、ユーザーがシャッタースピードを設定し、カメラが適切な絞り値を自動的に計算します。被写体の動きを凍結したり、長い露出時間で被写体の動きを表現するなど、より細かい露出制御が可能です。

3.オートマチックフィルムトランスポート: OM-10はフィルムの巻き上げや巻き戻しを自動的に行う機能を備えています。フィルムをセットするだけで、カメラが自動的にフィルムを巻き上げて撮影準備ができます。これにより、フィルムの操作が簡便になり、連続撮影もスムーズに行えます。

初心者やアマチュア向けのカメラとして人気があり、多くのユーザーにとって重要なカメラだと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

 

オリンパスのフィルムカメラ『OM-1』について。

今回はオリンパスフィルムカメラOM-1』について書きたいと思います。

先ずはOM-1の歴史からですが、1972年にオリンパスが発売した一眼レフフィルムカメラです。

OM-1は、当時の一眼レフカメラとは異なるコンパクトなボディデザインを持ち、小型ながらも高い性能を実現しました。

OM-1の登場は、一眼レフカメラ市場において小型・軽量なカメラの需要を高め、他のメーカーにも影響を与えました。

OM-1オリンパスの代表的な一眼レフフィルムカメラとなり、その特徴としては以下の通りです。

1.コンパクトなサイズと軽量性: OM-1は、当時の一眼レフカメラに比べて非常に小型で軽量な設計が特徴です。マグネシウム合金を使用したボディは丈夫でありながらも軽量で、持ち運びや取り扱いが容易でした。

2.高品質な光学系: OM-1は、オリンパス独自のZUIKOレンズと組み合わせて使用することができました。これらのレンズは優れた光学性能を持ち、クリアでシャープな写真を撮影することができました。

3.大規模な視野を持つファインダー: OM-1のファインダーは、大口径で明るく広い視野を提供しました。被写体を正確にフレーミングすることができ、撮影時の操作性が向上しました。

4.スルーザレンズ(TTL)露出計: OM-1は、スルーザレンズ方式のTTL(スルー・ザ・レンズ)露出計を採用しています。

5.この方式により、撮影時にレンズを通した光を計測し、正確な露出を実現しました。操作性と機能性: OM-1は、シンプルな操作パネルとダイヤルを備えており、使いやすさが追求されています。露出時間や絞りなどの設定が直感的に行え、撮影時の操作性が向上しました。

6.堅牢な耐久性: OM-1のボディはマグネシウム合金で作られており、丈夫で耐久性がありました。さまざまな撮影条件に耐えることができ、長期間の使用にも耐えました。

オリンパスOM-1は写真愛好家やプロの写真家から高い評価を受けており、フィルム時代の代表的なカメラの一つとして名声を築きました。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

ニコンのフィルムカメラ『FM2』について。

今回はニコンフィルムカメラ『FM2』について書きたいと思います。

先ずはFM2の歴史からですが、FM2は1970年代後半に登場したニコン一眼レフカメラです。

FM2は、1977年にニコンのFMの後継機種として発売されました。

FM2は、高い信頼性と耐久性を備えた、プロフェッショナルユーザー向けのカメラでした。

FM2は、シンプルで信頼性が高く、手動操作による撮影を重視したカメラでした。

シャッタースピードは、1秒から1/4000秒までの範囲で設定でき、B閲光も可能でした。

また、露出計は、カメラ本体に内蔵されておらず、別売の外付け露出計を使用する必要があるため、プロの写真家や上級者を中心に使用されました。

FM2は、長期にわたって販売され、その後もFM2nやFM2/Tなど、派生モデルが発売されました。

ニコンのFM2には、以下のようなモデルがあります。

1.FM2

初期モデルで、1977年に発売されました。

シャッタースピードは1秒から1/4000秒までの範囲で設定でき、B閲光も可能でした。

2.FM2n

1983年に発売されたFM2の改良版。FM2と同じシャッタースピード設定が可能で、露出計も同様に機能しますが、より正確な露出計を搭載しています。

3.FM2/T

1991年に発売されたFM2の高級モデル。

FM2nと同様に、より正確な露出計を搭載していますが、カメラボディはチタンで作られており、耐久性が向上しています。

これらのモデルは、いずれも高い信頼性と耐久性を備えたカメラであり、手動操作による撮影を重視した設計がされています。

FM2シリーズは、一眼レフカメラの傑作として、今でも多くの愛好家に支持されています。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

ニコンのフィルムカメラ『EM』について

今回はニコンフィルムカメラ『EM』について書きたいと思います。

先ずはEMの歴史からですが、1979年に発売された、小型・軽量な一眼レフカメラです。

当時、ニコンは、F2、F3などの高性能な一眼レフカメラを中心に展開していましたが、EMは、初心者やアマチュアのニーズに応えるために開発されました。

EMは、ニコンFマウントを採用し、レンズの交換が可能です。

シャッタースピードは1秒から1/1000秒まで対応しており、露出計は、中央重点測光によるCdSセル方式を採用しています。

また、マニュアルモードだけでなく、プログラムオートモードも搭載しており、初心者でも簡単に撮影ができるようになっています。

EMは、当時の一眼レフカメラとしては非常に小型・軽量という部分に加えて、価格も比較的安価で、手軽に一眼レフカメラを始めることができたことも、その人気につながった要因のひとつです。

 

ニコンフィルムカメラEMには、大きく分けて以下のような3つのモデルがあります。

1.EM

最初に発売されたモデルで、中央重点測光式の露出計を搭載しています。自動露出プログラムがあり、シャッタースピードと絞りを自動的に選択することができます。

 

2.EM Quartz

EMの後継機種で、電子制御の露出計を搭載しています。露出補正機能があり、自動露出プログラムやマニュアル露出も可能です。また、フィルム巻き上げも電子制御になり、作動音が静かになりました。

 

3.EM Auto

EMの改良版で、フィルムの自動巻き上げ機能を搭載しています。また、ISO感度設定が自動的に読み取られ、露出計が自動的に設定されるため、初心者でも簡単に使えます。

 

現在でも、EMは、初心者やアマチュアの写真愛好家に愛用されており、その小型・軽量かつ扱いやすい性能が、多くの人々に支持され続けています。

フィルムカメラに興味がある方が、EMを購入することを選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

ニコンのフィルムカメラ『Fフォトミック』について。

今回はニコンフィルムカメラ『Fフォトミック』の紹介をしたいと思います。

私がニコンフィルムカメラで最初に購入したのが『Fフォトミック』でした。

先ずはFフォトミックの歴史からですが、1965年に発売されたニコン一眼レフカメラです。

当時、Fフォトミックはプロ用カメラとして高い評価を受け、報道写真やスポーツ写真など、幅広い分野で使われました。

Fフォトミックは、高い堅牢性を持っており、悪天候下や過酷な環境でも頑丈に撮影ができることが特徴です。

また、バッテリーを必要としない機械式のシャッターを採用しているため、長時間の撮影にも対応しています。

ニコンのFフォトミックには、以下のように前期型、中期型、後期型の3つの期があります。

前期型は1965年から1967年にかけて生産されました。

前期型はシリアルナンバーが600,000から700,000の間のもので、マッチニングアイピースを備えていません。

中期型は1967年から1972年にかけて生産されました。

中期型は、シリアルナンバーが700,000から800,000の間のもので、マッチニングアイピースが追加されました。

また、シャッターボタンが黒から銀に変更されました。

後期型は1972年から1976年にかけて生産されました。

後期型は、シリアルナンバーが800,000から1,000,000の間のもので、より精度の高いマッチニングアイピースが採用されました。

また、標準レンズが「ニッコール-S.C Auto 50mm f/1.4」から「ニッコール-S.C Auto 50mm f/1.4 Nippon Kogaku Japan」に変更されました。

Fフォトミックの各期には、若干の仕様変更がありますが、基本的な性能や構造には大きな変化はありません。

しかし、マニアやコレクターの間では、各期のFフォトミックにはそれぞれ独自の魅力があるとされています。

Fフォトミックは、ニコンFマウントを採用し、レンズの交換が可能です。

また、シャッタースピードは1秒から1/1000秒まで、バルブシャッターまで対応しており、高速な連写も可能です。

ファインダーには、高精度の測距機と、スプリットイメージフォーカシングスクリーンが採用されています。

また、バッテリーを必要としない機械式のシャッターを採用しているため、長時間の撮影にも対応しています。

Fフォトミックの信頼性と堅牢性は、今でも高い評価を得ており、現在でも多くのカメラ愛好家やプロの写真家に愛用されています。

私はプロではありませんが、これからもずっと使い続けていきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

キャノンのフォルムカメラ『FT』について。

今回はキャノンのフィルムカメラ『FT』の紹介をしたいと思います。

先ずはその歴史からですが、キャノンのフィルムカメラFTは、1971年に発売されました。

当時、キャノンのフラッグシップ機であったF-1と同様の機能を持ち、よりコンパクトなボディであったことから、プロフェッショナルからアマチュアまで広く使われました。

その後、FTb、FTbNなどの派生モデルが発売され、1970年代後半には生産終了となりました。

しかし、その後もFTシリーズの評価は高く、FTbNは1990年代に復刻版が発売され、一定の人気を博しました。

FTシリーズの特徴は、シンプルな操作性と高い耐久性にあります。

シャッタースピードは1秒から1/1000秒までの範囲で設定でき、露出計はCdS素子によるセンサーを搭載しており、自動露出も可能です。

また、取り外し可能なファインダーも搭載されており、ユーザーの好みに合わせてファインダーを選ぶことができます。

FTシリーズは、コンパクトで信頼性が高く、手軽に使えることから、初心者から上級者まで幅広い層に支持されました。

キャノンのフィルムカメラFTには、以下の3つのモデルがあります。

1.FT

最初のモデルで、シンプルで信頼性が高く、手軽に使えることから、初心者から上級者まで幅広く支持されました。

シャッタースピードは1秒から1/1000秒までの範囲で設定でき、露出計はCdS素子によるセンサーを搭載しており、自動露出も可能です。

 

2.FTb

FTの改良版で、露出計の測光方式がSPDセンサーに変更され、より正確な測光が可能になりました。

また、シャッタースピードダイヤルには、1/2000秒の高速シャッターが追加され、機能面でも一歩進化しました。

FTbは、当時のプロカメラマンから高い評価を受け、長年にわたり愛用され続けました。

 

3.FTbN

FTbの改良版であり、当時のプロカメラマンから高い評価を受け、長年にわたり愛用され続けました。

シャッタースピードダイヤルに1/2000秒の高速シャッターが搭載されており、機能面でも一歩進化しています。

また、瞳視度補正やファインダー内の表示が改善され、操作性が向上しました。

 

FTシリーズは現在でもファンから支持されているカメラの一つです。

年内中にFTbNを新たに購入したいと思っています。

フィルムカメラは何台あっても飽きません。

是非フィルムカメラの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。