ニコンのフィルムカメラ『EM』について

今回はニコンフィルムカメラ『EM』について書きたいと思います。

先ずはEMの歴史からですが、1979年に発売された、小型・軽量な一眼レフカメラです。

当時、ニコンは、F2、F3などの高性能な一眼レフカメラを中心に展開していましたが、EMは、初心者やアマチュアのニーズに応えるために開発されました。

EMは、ニコンFマウントを採用し、レンズの交換が可能です。

シャッタースピードは1秒から1/1000秒まで対応しており、露出計は、中央重点測光によるCdSセル方式を採用しています。

また、マニュアルモードだけでなく、プログラムオートモードも搭載しており、初心者でも簡単に撮影ができるようになっています。

EMは、当時の一眼レフカメラとしては非常に小型・軽量という部分に加えて、価格も比較的安価で、手軽に一眼レフカメラを始めることができたことも、その人気につながった要因のひとつです。

 

ニコンフィルムカメラEMには、大きく分けて以下のような3つのモデルがあります。

1.EM

最初に発売されたモデルで、中央重点測光式の露出計を搭載しています。自動露出プログラムがあり、シャッタースピードと絞りを自動的に選択することができます。

 

2.EM Quartz

EMの後継機種で、電子制御の露出計を搭載しています。露出補正機能があり、自動露出プログラムやマニュアル露出も可能です。また、フィルム巻き上げも電子制御になり、作動音が静かになりました。

 

3.EM Auto

EMの改良版で、フィルムの自動巻き上げ機能を搭載しています。また、ISO感度設定が自動的に読み取られ、露出計が自動的に設定されるため、初心者でも簡単に使えます。

 

現在でも、EMは、初心者やアマチュアの写真愛好家に愛用されており、その小型・軽量かつ扱いやすい性能が、多くの人々に支持され続けています。

フィルムカメラに興味がある方が、EMを購入することを選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。